日本は「レコーディングエンジニア」で、技術屋さんだと思われがちです。だからすごく音楽業界は厳しいです。私も厳しい時に少しだけ育てられた経験があり、体育会系な職業です。
でも、技術ではないのです。作品をどういう風に作り上げるかということがとても重要なことで、正直納期に間に合うなら作業が遅くても問題はないのです。
大切なのは、納期までにきちんと作り上げること。これが一番なのです。
一音一音から、最後2つのスピーカーにその音たちを混ぜて「音楽」を作る。
抽象的なアーティストのリクエストも、音で答えを出す。これができなければレコーディングエンジニア、ミキシングエンジニア、マスタリングエンジニアというサウンドデザイナーにはなれないのだと思います。
私は自分なりにその100パーセントの答えをきちんと返して仕事をしています。
お客様に合うか合わないかはわかりませんが、僕なりの答えをきちんとアーティストと話して作っていく。これを大切にしています。