「劇伴」とは、映画やドラマ、アニメなどのストーリーの後ろで流れる音楽のことを指します。
高山康平監督とは、かれこれ一昨年の出会いから映画の劇伴でお仕事をしています。
昔私がアシスタントエンジニアで働いていたスタジオではアニメの劇伴を録音してお手伝いしていました。
そこでは音楽のみを定められた分数内に収めて作るという作業をしていました。
映画の録音は、映像を見ながら、それに合わせたタイミングで音を録音し、作っていくのが普通なので、
高山さんがミュージシャンと一緒にスタジオに入り、映像を見ながら曲を入れて、その場面に合う音楽を録音していきます。
ここにこの会話が入るので、ここからもう少し音楽で展開が欲しいですとか、そんな会話をしながら、私はそれを見ながら録音していきます。
やはり映像の会話は、音楽が入るとより一層引き立ち、その場の雰囲気がすごくよく演出されます。
1シーンに、多くても15テイク以上、凝りに凝った録音と、私がそれに合ったミックスをして、音作りをし、もっと空間を作る。
とても楽しい作業です。
そんな高山監督の作品で、私が携わりました映画、「に なる」という映画が、
昨日2/11に「第44回TOKYO月イチ映画祭」で、
見事グランプリを受賞したそうです。
本当におめでとうございます。
是非機会があれば、観に行ってみてください。
下記は予告編です。
そして、もう一つ、次回作品の予告編です。こちらも劇伴の録音、ミックスを担当いたしました。