中根一城さんというギタリストさんがいまして、その方のレコーディング、ミックス、マスタリングをいたしました。
ジャズギタリストなのですが、今回録音した音源は、ロックあり、ヒップホップ要素ありのものすごく良い意味で『ぶっ飛んだ』アルバムです。
なので、私も今回は思い切りジャズのミックス!ということは考えずに、ともかく曲に合う感じで仕上げていきました。
中根さんはとてもお優しい、お話ししている時はシュールな面白さのある方で、私はとてもその空気が好きで話がとても合う方で、
そんな優しい感じの方の今回の録音したい音源が、ものすごくその印象を良い意味で裏切ってくれて、しかも、曲がものすごくカッコよくて私も大好きなジャンルの曲だったので、
とても作るのが楽しかったです。
まさしく「中根一城ワールド」に魅了されました。
曲のミックスでいくつか紹介しますと、アルバムタイトル曲の「The Art Of Rolling」は、リバーブと、楽器の配置に凝りました。
ジャズのライブハウスで目の前で聴いているような、そういうミックスにしてみました。
あと、リバーブは、IR-1というリバーブがあり、その中にライブハウスのリバーブシュミレートがありまして、それを混ざりよく作りました。綺麗な感じというよりは、躍動感あるパワフルな勢い。
でも、最近の録音はちょっとポップなミックスが多いので、そこを避けて臨場感を出してみました。
そして、1曲目の「Black Butterfly's 24 Century Song」
こちらは完全に私の中にある「ロック」のミックスをいたしました。ともかく図太く、ドラムをパワフルに。もう録音の時からパワフルでしたので、それを存分に活かしたいと感じました。
この曲はベースは小山尚希さんですが、この方はやはりベースの音が太く安定していて、いつもかっこいいなと思いながらミックスをしています。
あと、溢れる中根さんのギターのテーマとソロです。ギターキッズなら、この曲のテーマができたら、めちゃかっこいいと思います。
ジャズギタリストなのに、これ一曲目!ともかく強く印象に残る作品です。
レコーディングはこの作品で私はドラムを録音しまして、
木下晋之介さんと森永哲則さんがいらっしゃって録音したのですが、
森永さんはとても繊細なジャズドラムを叩いてくださり、昔私が録音したUNDERCURRENTというバンドで叩いていらっしゃった木下さんは、ものすごくパワフルなドラムを叩いていただき、
私としては感無量でした。もう笑ってしまうくらい最高なドラムで、お二人ともカッコよかったです。
メンバーも超豪華。
中根一城(g)
山口友也(tp-M4,7)
小笠原涼(ts-M2,3,5)
内野祥吾(as-M6)
柳隼一(key-M1,4,5)
小室響(p&key-M2,5,6,7)
小山尚希(eb-M1,5,7)
入船裕次(wb-M2,3,4,6)
木下晋之介(ds-M1,2,4,5)
森永哲則(ds-M3,4,7)
やはり、これだけの方と録音できるのも、中根さんのお人柄なのだとおもいます。
お買いお求めは、中根一城さんのホームページからです。
中根一城ホームページ
http://nakane-guitarist.wixsite.com/kazushiro-nakane
是非聴いていただければと思います。