最近は、メーターに凝って、凝って、凝りまくって、でも、その基準が必要なんだと思って作り込んでおりました。ProToolsも新しくなったものはVUメーターに切り替わるし、そこから生まれる素敵なサムシングを求めてミックスしておりました。
もう少し感覚を聴感に変えてみる。そうするとメーターとプラスして欲しかった音が出てくるように最近なりました。過去に作っていたものはそう言う感覚だけを頼りに作っていたので、若い頃の感覚が出た感じです。
でも、今はそれにプラスしてメーターをきちんとみて作る。これができるようになった今、その音作りの可能性はものすごく広がりました。
音像がきちんと見えるようになってきたので、とても良いことです。昔よりももっと音を扱うことが上手くなったような気がします。
時代によって、機材も良い物、新しいものが出てくるように、エンジニアリングも年齢を重ねるごとに変わっていき、研ぎ澄まされていく。
そして、また昔に戻ってなど、試行錯誤で今があるのだと思います。